緩和ケアの看護師に転職するコツ

求人の特徴

緩和ケア病棟の数は他の病棟と比べて少ないため、求人数が非常に少ないという特徴があります。そのため、転職活動には一定期間の余裕を持って取り組む必要があります。また、緩和ケアの外来は他の外来と違い、夜勤を命じられる病院もあるので事前に確認しておくことに注意しましょう。
緩和ケアの看護師は特に年収が高くも低くもなく、概ね看護師の平均年収である470万円前後で設定されていることが多いです。転職をして年収を上げたいと考えている人は、夜勤回数を増やして手当を多めに受け取るなどで年収アップを狙いましょう。また、認定看護師の資格を取得して、資格手当を受け取ることでも年収アップが狙えます。

転職を成功させるために

緩和ケアの求人は先述の通りとても少ないため、常に最新情報を収集していなければすぐに応募が集中してしまい募集が終わってしまいます。そのため転職エージェントを活用して、非公開求人などの募集が比較的限定されている求人を狙ったり、最新情報を常にもらったりすることが重要です。
また、1回の応募がとても貴重なので、その1回で転職が決まるように面接や履歴書などのポイントを把握し、内定にこぎつけることが大切です。その点でも転職エージェントは面接のアドバイスや履歴書作成などをサポートしてくれますので、積極的に活用していきましょう。

転職する際の注意

緩和ケアに転職をする際には体力や腕力が必要な仕事が多いということに注意しましょう。緩和ケアは患者さんとのコミュニケーションをとても重要視するため、比較的ゆったりと業務を回しているのではないかと考える人が多いです。しかし、実際には身体を自由に動かせない患者さんが多いので、身体介助や移動介助といった体力を使う仕事が多いです。そのため力仕事に向いている男性看護師が採用されやすい傾向にあるので、力仕事ができるということをアピールすると効果的です。

緩和ケアに向いている人

緩和ケアの看護師に向いているのは、コミュニケーション能力が高く、スタッフと連携してチームで仕事をしたいと考えている人です。緩和ケアの看護師の役割として重要なのは、患者さんやそのご家族へのメンタルケアです。そのため、心の整理が難しい状況にある人たちに対して、細心の注意を払ってコミュニケーションを取れる必要があります。また、緩和ケアは看護師だけでは成立しませんので、様々な専門家スタッフと連携をして仕事を進めることにやりがいを感じる人におすすめです。